こんにちは、DSKです。
先日の精巣腫瘍を機に、先週2つの検査を受けてきました。
1つは腰痛や手術跡の痛みが精巣腫瘍の転移と関係無いか確認する為のCT検査で、もう1つが胃の病気検査とピロリ菌検査を兼ねた胃カメラです。
検査を受けるまで、転移も胃の病気も「確率的には大丈夫」という事を頭では理解していたのですが、1/10万を経験している以上「絶対」ということはないので、本当に心底ビビり散らかしながら受けてきました。
3月7日 胃カメラ申込み
ピロリ菌は胃がんの主原因となる菌で、これの有無で胃がんリスクが大きく変わるそうです。
1526人の日本人を対象に、ピロリ菌感染者と非感染者に分けて、7.8年間追跡調査を行いました。結果、ピロリ菌感染者の2.9%に胃がんが発生したのに対し、ピロリ菌非感染者からは1例も胃がんが発生しなかったことを根拠に、ピロリ菌は胃がんの原因であると結論づけました。
小金井つるかめクリニック『ピロリ菌と胃がんの関係』より
ちなみにピロリ菌の検査方法は、呼気だったり血液だったり、便検査だったり、胃カメラだったりと様々な検査方法があるそうです。
病院へ行く前に病気への恐怖に支配されていた僕は
検査なんかしなくていいから
今すぐ除菌の薬をくれー!
検査は薬飲んだ後にしてくれー!
と思っていました。
が、精神的ストレスでいっぱいいっぱいになっている僕と対照に、わりと冷静な先生。
もし40年ピロリ菌がいたなら
1ヶ月程度は誤差ですよ
た、たしかに…。
胃カメラで胃の状態をきちんと見て
怪しい所が無いか確認しておく方が
良いんじゃないでしょうかね
なるほど…。一理あるな。さすが先生。
本音を言うと、もし胃カメラで腫瘍などが見つかったら発狂するんじゃないかって位精神的に参っていたので胃カメラはやりたくなかったのですが、検査の本当の目的は万が一の場合を可能な限り早期に発見し、妻子の為に長生きする事なので恐怖を圧し殺して胃カメラを受ける事にしました。
先生によると、「血液検査」「胃カメラ」「検体検査」など、それぞれどの検査方法でも精度は9割といったところだそうで、胃カメラ+検体検査をすればかなりの確度で診断出来るんだそうです。へぇ。
ということで、この日は胃カメラの予約と検査に必要な採血のみを行いました。1,980円。
3月8日 CT検査
先日病理検査の結果を聞いた際に、腰痛と手術跡の痛みについて相談した際に、念の為CTを撮る事を勧められたので撮影してきました。
「再発しないし、他の病気にも罹らないし、切除でもう治った!」と毎日自己暗示をかけていたのですが、昭和大学病院のある旗の台の駅に着いた時、自分の呼吸が異常に浅く早くなっている事に気が付きました。
あ、やっぱり怖いんだな。
まるで他人事の様に思いましたね。ああ、俺、やっぱり怖いんだ。毎日残った左タマを触って様子見てますけど、その時もずっと恐怖を感じているもんな。今でもあの「ゴリッ」とした感触が指にこびりついて離れないですし…。
こればっかりは時間が心を癒やしてくれることを祈るしかありませんよね。まだ切除してから1ヶ月しか経っていませんし…。CT自体は5分程度。費用は5800円であっさり終わりました。
3月9日 胃カメラ
CTの翌日は午前中に人生初の胃カメラを受けてきました。
前日9時以降の絶食、検査2時間前から水分の接種禁止はバリウムと同様ですね。胃カメラはバリウムよりもキツいと聞いていたので、今回は静脈麻酔を選択。保険治療だと2000円程度の自己負担だと聞いていたので選ばない理由がありません。辛いのは嫌ですからね。
点滴なんて過去20年で1~2回打たれたっけ…?という位健康だったのに、今年だけで既に3回目。採血に関しては何度抜かれたか。もう完全に慣れたもんです。点滴から麻酔を入れられてスヤァ…。
静脈麻酔の胃カメラは本当に楽でした。ハッ!とした頃には終わっていて、ちょっと頭がぼーっとするなーって感じ。人間ドックも胃カメラにして貰おうかしら…。
検査結果については
こんな綺麗な胃にピロリ菌がいるわけないので
検体は取りませんでした。
とのこと。
うおおおおおーーーまじ?????やったァーーー!!!
映像を見せてもらいながら説明を受けたのですが、僕みたいな素人にはどの辺が綺麗なのかは全く分かりませんでした笑
まあでも専門医が胃カメラで見て「いるわけない」と断言するって事は、いないと考えていいんですよね…胃がんリスクが小さいということがこんなに嬉しい事だなんて知りませんでした…。
胃カメラの費用はトータルで5,000円程。5000円でこんなに幸せな気持ちになれるなんてね。麻酔明けでちょっとフラフラしましたが、スキップしたい位嬉しかった…。
この日は妻に、ピロリ菌不在祝いのケーキをプレゼントしました笑
3月9日 CT結果通知
ピロリ菌検査を受けた日の夜のこと。
22時頃布団に入ってスマホをいじくっていると、「昭和大学病院」からの着信…。
え…こんな時間に…?
血の気が一気に引き、心臓がバクバク鳴っているのが分かります。「再発…?転移…?」という言葉が頭を駆け巡ります。終わったかもしれん…。
夜分遅くに申し訳ありません。
昭和大学病院の○○です。
先日撮影したCTの件でご連絡しました
特に異常はありませんでした
以下詳細を読み上げますね(以下略)
え、異常なし?異常なしって言ったよね?まじ?うおおおおおおお!やったァァァーーー!!!
その後、先生はCTに関するレポートを詳細に読み上げてくださいました。
知識も豊富で真面目で一生懸命な方ですし、町医者が分からなかった僕の病気を適切に判断・処置してくださった方なので心の底から信頼していますが、今回の電話はマジで心臓に悪いですよ先生…本当に終わったかと思った…。
眠気が吹き飛んでしまい、この日は2時頃まで寝付けませんでした…笑
まとめ
いかがでしたでしょうか。
心臓に大分負担をかけましたが、ひとまず5月の経過観察までの約2ヶ月は平穏に暮らせそうです。
今回のピロリ菌検査は本当に受けて良かったです。費用もそこまで高くないですし、陰性ならとてつもない安心感を得られますしね。毎年夏に人間ドックを受けているのですが、今年はダブルチェックの意味でのピロリ菌の検査オプションの追加を考えています。そこでもピロリ菌がいないと診断されれば100%絶対にいないと言い切れるでしょうしね。
他にもオプションで腫瘍マーカー検査の追加も検討していますが、こちらについては悩ましいところです。夏頃にも経過観察の検査はありますし、なんと言っても僕の精巣腫瘍はマーカーほぼ無反応でしたからね…。早期発見のキッカケになるかもしれないのでギリギリまで悩んでみると思います。長生きしたいですからね。
「人間は誰でも不安や恐怖を克服して安心を得るために生きる」とDIOも言っていますし、皆様も不安があったら恐怖を克服して検査を受けてみても良いかもしれませんよ!(とはいえ僕も病気にならなければ受けませんでしたが…笑)
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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