地方へ移住へすると国から移住支援金60万円~貰えます※2024年まで

移住
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こんにちは、DSKです。

みなさんは地方創生移住支援事業をご存知でしょうか。こちらの事業は東京23区に在住または通勤する方が、地方創生移住支援事業を実施している都道府県・市町村に移住し、起業や就業等を行う場合に、都道府県・市町村が共同で交付金を支給する事業です。

引越ししただけでお金が貰えるなんて嘘でしょ。って思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これはれっきとした国の政策なのです。今回はその地方創生移住支援事業についてまとめました。

地方創生移住支援事業の概要

内閣府・内閣官房総合サイト「地方創生」
内閣府・内閣官房総合サイト「地方創生」

移住支援金の金額

移住支援金の金額は以下の様に定められています。

  • 単身者:60万円
  • 世帯:100万円
    18歳未満の世帯員を帯同して移住する場合は18歳未満の者一人につき最大30万円を加算

こちらの情報は政府が運営する地方創生移住支援事業のホームページに定義されており、2024年まで有効となっています。

条件

移住支援金の支給対象となる条件は以下の全てを満たす者になります。

条件①
移住直前の10年間で通算5年以上かつ直近1年以上、東京23区内に在住又は東京圏(条件不利地域を除く)から東京23区へ通勤していた者

条件②
移住支援事業実施都道府県・市町村に移住した者の内以下の全てを満たす者

  • 移住支援金の申請が転入後3か月以上1年以内であること。
  • 申請後5年以上、継続して移住先市町村に居住する意思があること。
    【注意!】3年以内に引越した場合は全額を、3~5年以内に引越した場合は半額を返金する必要があります。

条件③
移住先で以下のいずれかの就業を行う者

  • 地域の中小企業等への就業
  • テレワークにより移住前の業務を継続
  • 地域で社会的起業などを実施

条件不利地域とは一都三県の一部に該当します。

【一都三県の条件不利地域の市町村】

  • 東京都
    檜原村、奥多摩町、大島町、利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村、八丈町、青ケ島村、小笠原村
  • 埼玉県
    秩父市、飯能市、本庄市、ときがわ町、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、東秩父村、神川町
  • 千葉県
    館山市、旭市、勝浦市、鴨川市、富津市、南房総市、匝瑳市、香取市、山武市、いすみ市、東庄町、九十九里町、長南町、大多喜町、御宿町、鋸南町
  • 神奈川県
    山北町、真鶴町、清川村

要するに

東京に住んでるor働いてる人が、移住支援事業に取り組んでいる市町村に引越して、就職するか、起業するか、テレワークで今の仕事を続けるかをすれば、5年以上その土地に住むつもりがあれば、移住3ヶ月後以降に申請すれば自治体からお金貰えますよ

という制度になります。

移住支援事業実施都道府県・市町村

移住支援金の支給対象となる都市は政府の地方創生移住支援事業のホームページのPDFから調べる事が出来ます。

東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・沖縄という人口が多いor人気のある都道府県以外では多くの地域が対象となっています。

魅力ある様々な自治体

僕が調べていて魅力を感じた移住支援事業に取り組んでいる自治体を一部紹介します。

生活コスパ アジアNo1!
大分県杵築市

FIREの聖地と言われている自治体です。築20年程度のワンルームのマンションが月1万円~で借りる事が出来ます。スーパーやコンビニなど生活に必要な施設も中心部であれば徒歩圏内に揃っているので、下手に東南アジアへ移住するよりも生活コストが下げられると言われています。

また別府まで車で30分なので温泉には困りませんし、大分空港まで車で20分なので東京などへの移動も気軽に出来ます。

住みたい田舎ベストランキング全部門No1!
愛媛県西条市

人口10万人以上の都市で「2021年版 住みたい田舎ベストランキング」の全部門で1位を獲得した魅力ある都市です。程よく田舎で程よく都会な西条市は地下水が豊富な事もあり、水道代がかかりません。

また市自体が移住支援事業に力を入れている為、移住前には移住体験ツアーを利用出来たり、移住後も行政からの手厚いサポートを受ける事が出来ます。

都心まで新幹線で60分!
静岡県静岡市

静岡市は東京まで新幹線で60分で行ける交通の便の良さもあり、大都市圏からは少し離れている為都会と自然が共存しています。綺麗な海と富士山を楽しめる立地と、年間通じて暖かい温暖な気候も魅力的です。

東北最大の都市!
宮城県仙台市

都会ながらも「杜の都」と呼ばれる緑豊かな東北最大の都市宮城県仙台市。東京からも新幹線で約2時間ほどと、アクセスも良く、東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地なので野球観戦も出来ます。温泉なども多く、美味しい海産物や牛タンを代表とする有名料理も多い為、住むにも魅力の多い街ではないでしょうか。

空港まで電車で10分!
宮崎県宮崎市

宮崎市は宮崎駅から空港まで電車で10分という好アクセスに加えて、美味しい食べ物が豊富な点、温暖な気候、物価の安さ、宮崎駅西側のコンパクトな都市、綺麗な海とマリンスポーツが盛んな所が魅力です。

博多まで快速20分!
福岡県古賀市

博多駅から快速で20分の福岡県古賀市は、水質AAのビーチがある福津市や糟屋郡新宮町と隣接している市になります。福岡県は美味しい食べ物が多い事で有名であり、博多市から適度に距離がある為都会にも出やすく自然も楽しめる立地が魅力的な街となっています。

上記以外にも政令指定都の愛知県名古屋市や静岡県浜松市、岡山県岡山市などの都会から、人口2万人以下の小さな村まで、多くの都市が移住支援事業を行っています。

移住支援金の注意点

移住支援金の申請には時期の制限などの条件があるため、以下の注意が必要です。

移住支援金は移住後に就職または起業後3ヶ月経過しないと申請が行えません。

この記事を書いている2022年9月時点ですと、2022年度の移住支援金の申請締切期限は2023年1月31日(又は2月28日)の自治体が多い為、逆算すると2022年10月31日(又は11月30日)までに移住支援金の申請条件を満たす必要があります。

2022年度に移住支援事業を実施している自治体が2023年度も移住支援事業を継続して行うという保証は無い為、どうしても移住支援金を優先したい方は急いで移住を行うか、2023年度の移住支援制度の実施が確定している自治体への移住を計画した方が良いでしょう。

また、移住支援事業の支援金予算には上限があるため、一部の自治体では年度内予算を使い切っている場合もあります。この場合は移住支援金を支給して貰えない為、必ず移住先として計画している自治体へ問い合わせましょう。

地方移住のメリット・デメリット

地方都市
UnsplashSigmundが撮影した写真

移住したらお金が貰えるとは言えど、地方への移住にはメリット・デメリットがそれぞれあります。具体的に挙げられている内容をまとめました。

  • 自然が多い
    地方移住の魅力の1つは自然が豊かである点でしょう。綺麗な海や山、川が身近にあり、地域の新鮮な特産品を楽しむ事も出来ます。
  • 生活コストが低い
    東京や大阪などと比べると住居費や物価が安いというの魅力的な点でしょう。鮮度の高い食材が安く手に入りますし、住居費は都内の半分以下という場所もザラにあります。
  • 子育てがしやすい
    保育所や幼稚園が多い地域では子育てがしやすいというのも大きな魅力です。都内では保育園に入園する事が出来ない場合も多く、また入園出来たとしても非常に高額な月謝が発生する場合もあります。
    地方都市では待機児童がゼロの地域もあり、そういった地域に移住することで子育てと仕事の両立がしやすくなるといったメリットもあります。
  • 公共交通機関の運賃が高い、本数が少ない場合がある
    地方では公共交通機関の利用者が少ない事から本数が少なく、運賃も高いといったデメリットがあります。バスや電車が1~2時間に1本というのは普通です。
  • スーパーやコンビニが少ない場合もある
    都内と比べるとスーパーやコンビニが少ないです。特に都市部を離れるとスーパーまで車で1時間かかる場合もあります。同様に病院も少ない場合もあるのでいざという時に生活に支障が出る事もありますね。
  • 車が無いと生活が成立しない場合もある
    公共交通機関の不便さと商業施設の少なさから、多くの地方都市では車が生活に必須です。
  • 娯楽がない地域が多い
    首都圏の様に駅前に行けば何か娯楽施設があるというわけではありません。
  • 人間関係が密な場合がある
    地方では人と人との距離が近い場合があり、首都圏の人間関係が希薄な生活に慣れていると戸惑う場合もあります。
  • 給料が下がる or 仕事が無い
    首都圏と比較すると仕事の量が少なく、時給も低いです。最低賃金で比較した場合、東京の1072円に対して853円の地域が多く存在しています。
  • 虫が多い場合がある
    自然が多いため虫も多くいます。温かい地域ですとサイズも大きい為、虫がニガテな人は慣れるまでが大変かもしれません。

地方移住で失敗しない為には?

移住先候補地について詳しく調査し、情報が出揃った後は実際に現地へ行ってみるしかありません。どんなに短くとも1泊2日、可能であれば1週間程滞在出来ればその土地で生活するイメージが湧くでしょう。

移住は旅行とは違います。短期間で楽しいだけの旅行感覚で移住すると、その土地での生活が現実になっていくに連れて「こんなはずじゃなかった」という思いが強くなる事もあります。現地調査を行う際はその土地の人間になるというイメージを持ち、最低5年間生活する前提で調査を行いましょう。

DSK家の移住計画

現在は妻Matchの妊娠の為移住計画は延期中ですが、元々地方移住を検討していました。

DSK家の構成

我が家の構成は以下になります。

  • DSK
    • 職業:SE
    • 雇用形態:正社員
    • 勤務形態:フルリモート、フルフレックス
    • 会社:都内で通勤時間20分だが2年半で3回立ち寄っただけ
    • 会社の許可:移住OK
  • Match
    • 職業:事務・経理
    • 雇用形態:契約社員
    • 労働形態:週1在宅・週4出社
    • 会社:都内で通勤1時間
    • 会社の許可:恐らくNG(聞いてすらいない)
  • Baby
    • 2023年5月出産予定
  • お互いの実家
    • 電車で10分と30分の地域

移住を検討している理由

地方移住を検討している理由は以下になります。

  • 生活費圧縮
    現在の住居の半額近くの家賃で、現在の住居より設備が整っているマンションに住む事が可能
  • 国内や海外での二拠点生活も可能
    家賃を抑えられる為、国内や海外の都市に1ヶ月単位で泊まったとしても全く問題がない。
    都内在住時の家賃と同等もしくは月数万円上乗せするだけで選択肢が大きく広がる。
  • 都内に住むメリットがない
    妻は都内の会社へ通勤しているが、ブラック寄りなので辞める方向だった
    (妊娠していなければ10月退社のつもりでした)
    都内に通勤しないのであれば都内に住む事はデメリットばかりでメリットが無い

また、一般的に挙げられている移住へのデメリットに関しては下記の様に考えていました。

  • 公共交通機関の運賃が高い、本数が少ない
    地方都市の中心部に住んでカーシェア・レンタカーでOK
    通勤の発生しない職業に就けば通勤も発生しない
  • スーパーやコンビニが少ない
    徒歩圏内にスーパーとコンビニがあるマンションに住めば良いので問題ではない
  • 車が無いと生活が成立しない場合もある
    スーパーやコンビニ以外の外出はカーシェア・レンタカーで済むならそれで良し
    済まないなら安い軽自動車買えばいい
  • 娯楽がない
    ネットがあれば他は特に必要なし
    むしろネット以上の娯楽なんてある?
  • 人間関係が密な場合がある
    田舎はともかく、転勤属が多い様な地方都市の中心部であれば他人と関わらなくても生活出来る
  • 給料が下がる
    収入の柱である僕がテレワーク継続なので問題無し
    生活費が大きく圧縮出来る為、妻の転職については時間をかけてでも条件を優先して探す事が可能
  • 場所によっては虫が多い
    無視しよう(虫だけに…)

僕達の場合(特に僕がですが)、あまり他人に関心が無く、出世にも興味が無く、アクティブな趣味もありません。外食しなくてもスーパーとコンビニがあれば生きていけますし、インターネットさえあれば家の中で十分楽しめる僕達にとっては、現在の家賃が大きなデメリットに見えていました。

移住先の選定条件

僕達は自分達自身を知っています。

スーパーやコンビニに行く為に車が必要な地域に移り住んだら確実にストレスを溜める事になるでしょう。だって今までそんな生活の経験が無いのですから。

また家が大好きなので、不便さと引き換えに得られるスローライフというものには一切興味がありません。ですので、地方都市の中心部にほど近い場所での生活を想定していました。

住環境を変えるというのは理想や憧れだけではどうにもならない部分があります。遊びで行くのと実際に暮らすのは全く別の話だということも理解しています。

これらの考えを踏まえた上で、以下の条件で住居を探していました。

  • 地方都市中心部近郊
    ドンキがある位の街を候補としていました
  • スーパーとコンビニが800m以内
    理想は300m以内
  • 付近に病院あり
  • 家賃は上限9万円
    理想は7.5万円以下
  • 仕事部屋が欲しいので2LDK~3LDK
  • オートロックあり2階以上
  • 駐輪場あり

これらの条件を満たす賃貸物件は地方都市に多く存在している為、街の雰囲気や特徴・利便性を考慮しながら調査・検討を重ねていました。そして、移住先候補地も絞り込めていた為、次は現地調査を行おうかと考えていました。

妊娠発覚で一旦白紙に

2022年度の移住支援金申請が間に合う様11月までの移住を目指していたのですが、8月末に妻の妊娠が発覚した為、DSK家の地方移住計画は白紙に戻りました。

安定期に引越す案や、このまま都内に住み続ける案、一旦僕だけ住民票を移住先に移す案なども考えたのですが、高齢出産となる現実を考えると、やはり妻とお腹の中の子供の事を最優先で考えていくべきだよねという事で、出産が終わるまでは移住を延期することにしました。

出産後のシナリオ

計画
PexelsによるPixabayからの画像

高齢という事もあり妊娠・出産がどうなるかは分かりませんが、正産期に問題無く出産出来た場合のケースでシナリオを考えています。

あくまで現時点での計画でしかないので、状況に応じて臨機応変に変更していくつもりです。

  • 安定期に移住候補地を現地調査
    順調にいけば1月から安定期に入るので、体調の様子を見ながら2月頃に移住先を調査に行こうかと考えています。ただし冬場ですからインフルエンザや風邪も流行っている可能性がある為、リスクが高いと判断した場合は僕だけで見に行くかもしれません。
  • 産前産後
    産後1ヶ月が経過したら移住先の住居を探し始める予定です。僕だけ現地に行き賃貸物件を見て回り、LINEで動画を見せながら内覧、引越し先を確定します。
  • 引越
    荷造り~引越、搬入、荷解き、現在の住居の退去など一連の作業は全て僕が行います。内覧~引越しまでの期間は必要に応じて妻の実家にお世話になろうかと考えています。
  • 移住
    荷解きが終わりいつでも転居出来る状態になって以降、妻子の状態が落ち着いたタイミングを見計らって家族で移住します。

移住先への永住について

現時点では移住先への永住は一切考えていません。一番大きな理由としては、10年後の日本や世界がどの様に変化しているかが想像出来ないからです。

住む場所を限定する事で不動産を購入し、住居費を更に抑える事が出来るのは大きなメリットだとは思います。反面、移住先の自治体に対して10年後も現在と同様に魅力を感じているという保証も、僕達の労働環境が現在と同等である保証もありません。

それ以外にも、そもそも僕達自身が今の僕達と同じ考えを持ち続けているという保証も同様にありません。東京が恋しくなっているかもしれませんし、逆に日本に見切りを付けて完全に海外へ移住しているかもしれません。

自分達のライフステージの変化や、自分達を取り巻く状況に対してフレキシブルに対応出来る生活を実現する為に、場所に縛られない生き方を選択し続けて生きていきたいと考えています。

まとめ

将来への不安などから、生活費を圧縮したいという思いを持つ労働現役世代の方は多いと思います。

今はテレワークなどの労働手段を選択出来る時代になりました。まだ計画段階なので偉そうな事は言えませんが、生活費を圧縮するために地方へ移住するということは、これからの時代において1つの有用な選択肢であると言えるのではないでしょうか。

あなたが将来を検討する際にこの記事がお役に立てたのであれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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