こんにちは。DSKです。
2022年7月、妻Matchの強い要望でイタリアへ新婚旅行へ行って参りました。
9泊12日の旅行で全て個人での手配になります。
無事帰国出来ましたので、今回は全体的な感想をまとめました。1記事にしようと思ったのですが長くなりすぎてしまったので2つに分割します。今回は後編です。旅行にかかった費用の総額については前編をご覧ください。
旅行の詳細については新婚旅行のカテゴリでまとめていますので、良かったらご覧ください。
現在の海外旅行について
今海外旅行するのってぶっちゃけどうなの？
帰国72時間前PCR検査がある間は全くオススメ出来ないと考えていましたが、2022年9月8日からワクチン3回接種者の帰国72時間前PCR検査が免除されますので、費用面は置いといて、PCR検査が無いのであれば旅行自体に問題は無いと思います。
PCR検査があった時のデメリット
帰国前PCR検査があった時のデメリットとしては、やはりPCR検査があることで費用が発生することと、PCR検査に行く為に旅行中の時間を使わなきゃいけないという点がありました。
それに加えて万が一PCR検査で陽性になった場合は帰国出来ずに追加の費用が生じるといったリスクもありましたし、検査結果が出るまでは心配で楽しめないといった心理的な影響もありました。
当然保険には入っていましたし、僕はリモートワークなので帰国出来なかったとしても困る事は何も無かったのですが、妻の会社は出社必須な上にノートPCの海外への持ち出しも禁止されていた為、PCRで陽性が出てしまうと欠勤になってしまいます。僕達にとってはこれが本当に大きなリスクでした。
保険の申請に関する手続きも大変でしょうし、宿や代替交通手段をどうするかなど考えなければいけないことも大量に出てくると思います。そこまでの旅行がどれだけ楽しかったとしてもトラブルがあると嫌な思い出になってしまう事もあります。
ですので、PCR検査がある間に旅行しても問題無さそうなのは、以下のいずれかにあてはまる方だと考えていました。
上記以外の場合、趣味の海外旅行はなかなかのリスクがあるため、全くオススメは出来ないかなーというのが、検査があった頃の僕の忌憚のない意見です。
海外の状況はどうなの？
海外ではみんなマスクをしていないというのは事実
少なくともイタリアでは、公共交通機関を除いた殆どの場所でマスクをしている人は非常に少ないかったです。いないわけではありませんが、マスク着用率は多分3～5％程度だったと思います。
ただ、エレベーターなどで観光施設側からマスク着用を求められるシーンは何度かあり、大半の人はマスクを鞄などから出して着用していたので、全く持っていないというわけでもなさそうです。（観光客だったからかもしれませんが）
医者でも専門家でもないので正しい事は分かりませんが、僕達は万が一の可能性を減らす為にもずっとマスクを着けていましたし、それ自体は間違っていなかったと考えています。帰国への影響関係無しに、旅行中に病気に感染したら楽しくないですからね笑
円安とインフレの影響は非常に大きい
日本でも話題に出ている事ではありますが、本当に円安とインフレの影響を大きく感じます。ランチは二人で4000円弱は普通にかかりますし、今回利用していませんがバーガーキングやマクドナルドのハンバーガーは日本のSHAKE SHACKなどに近い価格帯だったりします。
その辺の売店で水を買うと500mlで安くて140円～ですし、スペイン広場のジェラートは1700円近かったりしましたし、アウトレットのコーラも500円位しました。まあこの辺は観光地価格だとは思いますが笑
スーパーで売っている物の価格は日本と大差はありませんので、積極的にスーパーを利用したり、リストランテではなくオステリアやトラットリアの様なリーズナブルなお店を利用していかないと、お金がいくらあっても足りないなーという印象が残っています。
日本人観光客が少ない事による日本語の扱い減少
今は翻訳ツールも充実しているのでそこまで大きな問題じゃあないかもしれませんが、日本人観光客の減少によって、日本語の取り扱いが少なくなっている事は感じました。
滞在中日本語メニューは1回見たかどうかでしたし、オーディオガイドからも日本語の取り扱いが無くなってる所もありました。日本語対応の現地ツアーなんかも殆ど休止になっていました。
こちらについては今後日本からの海外旅行客が増加すれば解消するかもしれませんね。
ヨーロッパはまだマシ
先日妻のお姉さんがフロリダに行ったとの事で、妻から軽く話を聞いたのですが、イタリアの比じゃない位高くてたまげました。
ニュースで放送されているハワイでの食費等を見ていても、家族4人でラーメン食べて1万円みたいな話を見掛ける機会が増えています。
あくまで僕個人の感想ですけれど、ハワイのラーメン屋で1人1食2500円はちょっとさすがに払いたくないですね…脳が拒否しそうです笑
全体的な感想
日本の良さを再発見出来た
元々僕は日本に強い愛着があるタイプではないのですが、今回の旅行でイタリアに訪れた事によって、逆に日本の良い点を強く感じる事ができました。
清潔＆安全
これは元々分かっていた事だけど改めて実感しました。トイレや公共交通機関等の座席などの清潔さ、街の安全さ。どれも比較になりません。イタリアのトイレは全部キリストの像でも置いた方がいいんじゃないかって位汚かったです…。
食事の美味しさが世界一ィィィ！
これも分かっていた事だけど、やっぱり日本の方が食事は圧倒的にウマイです。日本のイタリアンの方が美味しいよね？って思うことがかなりありましたし、妻も「サイゼの方が美味しい」って言ってた事もありました笑
この安さでこの美味しさの食事が出来る日本は、食事に関しては世界一だと改めて思いました。
サービスの質が高い
イタリアで嫌な思いをし過ぎたというのが正しいかもしれません。日本では少なくとも接客されて不快になることって滅多にありませんが、イタリアでは毎日の様にありました。
マクドナルドで例えると、中学生とかが日本でスマイルを頼んだらほぼ間違いなく苦笑いしてくれると思いますけど、イタリアで同じ事をしたら7割位の確率で「は？めんどくさ。バカなの？？？」って顔されるだろうなって気がしています。残りの3割位は満面のスマイルをくれそうな気もしますが笑
物価が安定している
日本だとコーラはどこで買っても500ml160円かそこいらです。余程なぼったくりは例えばスキー場や野球場等のイベントの場しかないってのは、購買者側は安心ですよね。
歩きタバコが少ない
日本の都市部では歩きタバコしている人は少数派ですし、これはとても良い事だと思います。
イタリアではそこら中で歩きタバコしまくり、ポイ捨てしまくりでした。
自動販売機とコンビニがいっぱいある
非対面販売の自動販売機がそこいら中にあるのは超絶便利ですよね。言葉喋れなくても買えますし、数字読めれば値段分かりますし、確実に冷えてるのも嬉しいです。ぼったくられる心配もありませんし、特に夏場はキンキンに冷えてやがる…ってだけで価値がありますよね。
ちゃんと返金してくれる
レシートと現物持っていったらちゃんと現金で返金してくれます。アメリカでもそうだったし、イタリア（の鉄道）がアレな可能性はあります…。（フィレンツェのストライキを根に持ってます笑）
公共交通機関の時間が正確
これも凄く言われている事ですが、公共交通機関の時間がめちゃくちゃ正確ですよね。1分の遅延ですら平謝りは凄いと思います。自分達でストライキして欠航になっても、俺は知らねーよって顔してる人達とは月とスッポンです。（フィレンツェのストライキを根に持ってます②）
イタリアのここが優れているなーと感じた所
住人への優遇が行われている
ヴェネツィアでヴァポレットに乗ろうとした時、ヴェネツィア在住者とそれ以外の人で、そもそも入口から分かれているのは非常に良い事じゃないかなーと思いました。
日本も旅行者とそれ以外、なんなら海外から来た人と日本国民とで、日本人を優遇する様な仕組みをもっと取り入れて欲しいなーと思います。じゃなきゃ外国人観光客から直接的に利益を得ていない住民にとっては外国人旅行客が増える＝生活が不便になるってデメリットしかないわけですしね。
観光費用が高い
海外から遊びに来る側としてはデメリットですが、観光業としては当然入場料を高く取った方がいいですよね。日本は300円とか500円とかで京都のお寺に入れますが、イタリアでは1施設の入場料が1000円超えるのが当たり前でした。
イタリアの観光施設はどれもかなり高く感じましたが、むしろ日本が安すぎる気もしてしまいます。値段を上げたとしても来る人は来ますし、値段が高くなれば混雑緩和にも繋がるのではないかな。
住人（日本人）への優遇を兼ねて、海外観光客だけ値段を上げるとかすればいいのになぁとは思いますね。イタリアで観光施設のチケットを予約した際にいくつか見掛けたのは、通常料金とイタリア人との料金が全然違う観光施設が結構あるという事です。
もしかしたら僕が日本人だから気付いていないだけで、既にそういった施策は行われているのかもしれないけれど 日本人にはなんのデメリットも無いんだからそういう対応はどんどんやっていいんじゃないかなぁと思いました。
新幹線の料金が安い
移動時間的に東京↔仙台や東京↔名古屋くらいの新幹線が、早めに予約すると1500円とかで乗れるのはスゴい事だなと思いました。また高くても普通の指定席で6000円程度なので、日本と比較すると非常に安いです。日本ももっと値下げしてくれないかなぁ。
ストライキを行う所
利用者からしたら迷惑以外の何物でもありませんが、労働者の権利としてストライキを行う事は悪い事じゃあないと思いました。僕自身被害を被ってるんですが、それでもそう思いました笑
日本は劣悪な労働環境であったとしてもそれを甘んじて受け入れてる傾向が強くないかなー。イタリアはストライキしすぎじゃない？って思ったけど、逆に日本人もたまにはストライキしてもいいんじゃない？とは思いました。
終わりに
元々行く前は全く乗り気じゃなかったですし、旅行中は楽しい事も多かったですが不満もありました。
ですが、時間が経つに連れて嫌な記憶は大分薄れてきましたし、結果的にあのタイミングを逃したら新婚旅行に行けない人生だったという事を考えると、無理してでも行って良かったなと今は思えています。
もし今海外旅行に行こうか迷っている方がいらっしゃったら、迷う位なら行ってもいいんじゃないかな？って思っています。やらずに後悔するよりも、やって後悔した方が絶対良いですからね。
よくある感想ではありますが、少しでもこのブログを見てくださった方のお役に立てれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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