2月22日は僕達夫婦の結婚記念日なので、1周年を祝って箱根の温泉へ行って参りました。
妻が妊娠30週&僕が手術後2週間ということもあり、なにかと不安の多い旅行ではありましたが、トラブルも無くのんびり過ごしてくることが出来ました。
予約
結婚記念日の旅行を思い付いたのは去年の年末でした。
妊娠中だし、万が一に備えられるあまり遠くない場所にしようと考え、候補地は関東近郊から選ぶことに。候補に挙がったのは以下の3つの地域。
- 房総半島
- 伊豆
- 箱根
また妊娠中であることも考慮し、客室露天風呂が付いている事を必須条件としました。
房総半島には料理も美味しそうで、綺麗でオシャレな温泉宿がいくつもあったのですが、我が家からだと車で2時間、公共交通機関で3時間以上かかりそうなので見送りに…。僕達は自家用車を持っていません。ペーパードライバーですし、レンタカーで都内を走るの怖いですしね…。
伊豆も料理が美味しそうで、素敵な温泉がいっぱいありました。新幹線や特急を使えば移動時間もまあまあ短めです。が、問題は料理。妊娠中の妻はナマモノNG&金目鯛や鮪がNGということもあり、美味しそうな料理のメインに据えられそうなメニューが食べられません。こいつはいくらなんでもあんまりだ。
ということで消去法で、最も近場の箱根に行こう!ということになりました。様々な温泉宿を調査した結果、「オーベルジュ 箱根フォンテーヌ・ブロー仙石亭」が「全室客室露天風呂付き」「とても綺麗」「料理へのこだわりが強い」という僕達の条件を網羅していたので、こちらの宿を予約することにしました。
箱根フォンテーヌ・ブロー仙石亭は、元帝国ホテルのシェフが料理を作られているということで、料理への期待値が非常に高いです。Googleなどの口コミを見ても提供する料理に誇りを持っている事が伺えます。で、そもそも「オーベルジュ」って一体なんぞ?と思い調べたところこんな情報が。。
オーベルジュとは、フランスの田舎に多い、料理が自慢のホテル、あるいは宿泊施設のついたレストランのこと。小規模のホテルが多く、料理だけでなく家庭的なサービスも魅力のひとつです。こういったホテルでは、ぜひとも自慢の料理を味わってみてください。
日本でも、レストランが自慢のペンションなどにこの名称を使うところが多いようです。
ホテリスタ 「オーベルジュ」より引用
ホテルの分類で自ら料理へのハードルを上げてきているとはよっぽど自信があるのでしょう。これは益々期待してしまいますよねぇ。
全国旅行支援が適用された
2023年も全国旅行支援が利用出来るとの情報があったので、予約自体は1月に入ってから行いました。一泊一人3000円の割引と、2000円のクーポンが発行されるとか。
お部屋は203号室の紗を予約。Yahoo!トラベルで予約しました。オプションのケーキを付けて、Yahoo!トラベルで発生したポイント10%分は即時使う事にして、お代は59,840円。
予約時に「妻が妊娠中の為、鮪や金目鯛などの魚や、生ハム・生肉・お刺身などの食材を食べる事が出来ません。」という旨を連絡欄に記載しておいたところ、数時間でホテルからメール連絡が届き、予約直後からかなりの安心感がありました。
移動手段
仙石亭へは小田原からバスで1時間程かかるらしく、箱根湯本からもそれなりに時間がかかります。
レンタカーや新幹線、ロマンスカーも含め、様々な交通手段を検討したのですが、そもそも妊婦&手術明けの二人では普通の観光にもリスクがあります。なので今回は観光などは一切行わない事とし、温泉宿へ直行直帰が一番楽な、新宿&池尻大橋を通る小田急バスで、箱根カントリー入口までを往復することにしました。
片道一人2,040円ですが、事前にクレジット決済を行うと一人100円引きの1,940円で乗れました。ラッキー。
僕達は池尻大橋から乗ったのですが、バス停近辺にはLIFEやココカラファインがあったので、忘れ物をしても最悪この辺でなんとかなりそうだな?と思いました。
往路は池尻大橋12:22発、姥子温泉入口14:25着。復路は箱根カントリー入口11:14発、池尻大橋13:20着です。
部屋
今回泊まったお部屋の写真になります。
写真からもギリギリ分かる様に、妻のベッドにだけ抱き枕が用意されていました。料理についてのお願いはしましたけど、これは本当に予想外。なんてありがたい。妻はめちゃめちゃ感動していました。
エスプレッソマシンにもデカフェのコーヒーなどが用意されていました。これもありがたい。至れり尽くせりですねぇ。
部屋からの景色も風情があります。雪降ったら凄そう(語彙力無し)
内風呂は大涌谷から引いた温泉で、大浴場のお湯は別の温泉だそうです。僕はお腹に傷があるし(絆創膏をしていましたが)、妻はお腹が大きいので、今回は内風呂にだけ入りました。身長185cmを超える僕と妊娠中の妻が同時に入っても余裕がある、広々としたお風呂です。4人家族とかでも入れそう。
個人的な話なのですが、実は僕、温泉行ってもシャワーしか浴びたくない位、湯船が心の底から大嫌いなのですが、今回病気になった事もあり、身体を温めて免疫力・抵抗力を高めようと心を入れ替える事にしました。
なので今回は、夕食前、夕食後、朝食前、朝食後の計4回も入ってみました。好き嫌いはともかく身体は確実に温まったので、健康の為にも今後もなるべく湯船に浸かる様努力しようかなと思いましたね。。
夕食
こちらがこの日のディナーのメニューです。左がコースで右がオプション。
メニューを見てもなんだか全然分からない。とりあえず使われている食材で妊娠中に食べれなさそうな物は無さそうで一安心。
まずは前菜。フレンチにカレーなんだ?と少し意外に思ったりもしましたが、蕪のムースがとてもクリーミーで、細かい野菜が食感のアクセントになってとても美味しかったです。
続いてサーモンとハーブの何か。サラダなのかな?僕のサーモンは生、妻のサーモンは火を通してありました。ありがたい。
一番美味しかった料理がこのスープ。蓋を開けた瞬間に香る濃厚な海老の匂い。濃厚な海老のスープというよりも、スープ自体が海老でした。スープの中に入っていた海老もとても柔らかく、まじで美味しかった…思い出したら「ヨダレずびっ!」って感じです。
続いて沼津港より本日の鮮魚。
最初ジャガイモかパンかな?と思ったのですが、ヒラメやホタテをパイに包んだ物でした。なるほど確かに魚料理ですね。
肉料理はロースのポッシェというものでした。この料理も僕のはレア、妻のはウェルダンに火が通してありました。
黄緑色の物体は山葵とチーズを溶いた物だったそうで、「このチーズは国産ですか?」とウエイターさんに訊ねたところ、即答で「外国産です」と教えて頂けました。(妊婦さんは火の通っていない外国産チーズを食べない方が良いが、国産チーズは原料の生乳が加熱済なので食べても大丈夫なので質問しました。)
何よりもまず、ウエイターさんまで一人ひとりが使われている食材の産地をきちんと把握しているという事に感動しました。「少々お待ち下さい」と確認してくると思っていたので本当にたまげた。いやー大したもんだなぁ。
デザートの前に箸休めなのか、箱根の名物らしい?湯葉をサービスで提供していただきました。
まずは何も付けずに一口頂きます。
湯葉だね。
うん、湯葉だね。
という感想。続いて箱根の燻製工房 然で作られている燻し醤油と燻しオリーブオイルでいただきます。
ゥンまああ〜いっ!!
燻し醤油が美味すぎるゥ!濃厚な醤油と燻製の香り、しっかりとした味わい。もはや湯葉の主役は醤油なんじゃあないかな?って思ってしまう様な味でした。あまりにも醤油を気に入ったので、自分達用と母と弟家族用にお土産に買っちゃいました笑
食後は苺ミルク。こちらはアルコールが使用されているとのことで、妻には別メニューを用意してくださっていました。苺ミルクの中に入っている苺はとても甘く、苺の食感がしっかりと残っていて大変美味しゅうございました。うむ、この記事で一番食レポっぽい感想。
妻のデザートはオレンジのシャーベット。こちらも美味しかったみたいで何よりです。
最後のデザート。こちらもアルコールが使用されているので僕だけです。バナナとチョコレートと、なんと本物のキノコを使用した、森をイメージしたデザートだそうです。なんじゃそりゃ、デザートにキノコ??と思ったのですが、これが意外に合うという…。とても美味しかったです。こんな料理考えつくなんて天才過ぎる。
妻のデザートはこちら。こちらもとっても美味しかったみたいで何よりです本当に。
あと、写真には撮っていなかったのですが、パン屋やっても人気店になれるのでは…って位バゲットがめちゃくちゃ美味しくて、僕も妻もおかわりしちゃいました笑
追加で注文したアニバーサリーのケーキはお部屋で頂きました。
実は箱根へのバスに乗る前に家系ラーメンを食べていたため、17時半からの夕食前は全然お腹が空いていなかったのですが、どの料理もとても美味しくて1つ残らず綺麗に完食いたしました。さすがにお腹はち切れそうでしたけど笑
朝食
前日の夕食があまりにも美味しかったので、朝食もとても楽しみにしていました。
朝食はヨーグルトとクロワッサン、食パンとエッグベネディクトです。そしてこのクロワッサンが凄かった…。僕も妻もこんなに美味しいクロワッサンを食べた事がありませんでした。焼き立てということを考慮しても明らかに美味すぎる。僕が2個、少食の妻は3個も食べていました笑
メインも勿論美味しかったです。硫黄味の塩?に付けて食べるポテトは初めて味わう感覚でとても新鮮でした。卵の焼け具合も完璧。妻の分は黄身にもしっかり火が通っていて非の打ち所がありません。毎朝こんな朝食食べてたら、それだけで人生相当めちゃくちゃ楽しいだろうなとか思ってしまう朝ごはんでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ほとんど料理の写真だらけの記事になってしまいましたが…いやー本当に美味しかったし、サービスも素晴らしく、最高の記念日になりました。
娘が産まれ大きくなったら、いつかまた、今度は家族でまた泊まりに行きたいなぁ。
それまでは健康の為にも、とりあえず自宅の風呂にバブ入れて浸かろうと思います。
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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