こんにちは。DSKです。
2022年7月、妻Matchの強い要望でイタリアへ新婚旅行へ行って参りました。
9泊12日の旅行で全て個人での手配になります。
前日陰性証明を発行して貰った僕達にとってこの日が帰国前最終日になります。旅行9日目の予定はコロッセオと周辺の名所観光巡りとお土産調達などなど、あまり予定を入れず、今回の旅行で一番余裕のある1日を過ごしました。旅行10日目は帰るだけなので一気に書いてしまいます。
旅行の準備についてご興味のある方は旅行準備編①、旅行準備編②をご覧ください。
旅の予定
イタリア旅行9~10日目の旅程になります。
- 7:00起床
- 9:25コロッセオ
- 10:30フォロ・ロマーノ
- 11:30パラティーノの丘
- 13:00真実の口
- 7:00起床
- 8:00周辺散歩
- 11:00Royal Suite Trinità dei Monti チェックアウト
- 12:00テルミニ駅→ローマ・フィウミチーノ空港
- 15:25ローマ・フィウミチーノ空港発イスタンブール行き
- 19:05イスタンブール空港着
乗り継ぎ待ち 7時間15分
- 2:20イスタンブール空港発羽田空港行き
- 19:20羽田空港着
ローマ3日目
長かったイタリア旅行も今日で最後の観光。
朝からベランダを満喫します。さすがに人が少ないですね。コロッセオの入場は9時25分からの時間指定をしていた為、スペイン広場から地下鉄を乗り継いで向かいます。
コロッセオ
コロッセオの予約はこちら(公式?)から行いました。ローマパスを現地で買う方は一人€2で、チケットは印刷して持っていけばOKです。
9時に到着してしまったのですが、チケットを見せた所そのまま普通に入れてくれました。30分待たなくてよかったのはラッキーでした。イタリア人のこういう適当な所はとてもいいと思います笑
コロッセオの観光にかかった所要時間は大体1時間程度でした。
散々ジョジョ立ちして遊んでたのでちょっと長くかかったのかもしれません。
コロッセオ観光が終わった後はフォロ・ロマーノとパラティーノの丘へ向かいます。
灼熱のフォロ・ロマーノ
フォロ・ロマーノとパラティーノの丘はコロッセオとセットで見て回れるので、先程コロッセオで提示したバウチャーを見せれば入れます。
僕達は先にフォロ・ロマーノから見て回りました。
古代ローマ時代の遺跡らしく、ポンペイ同様高い建物が少ない為、灼熱の日差しが容赦なく照り付けてきます。夏のイタリアは湿度が高くはないので日陰に入れればやり過ごせるのですが、その日陰がなかなか無いのがかなりキツかったです…。
延々こんな感じの遺跡を見て回りました。
今思い出しても「興味深い」とか「綺麗だ」とかいう感情よりも「これ下手したら死ぬんじゃないかな」って位暑かった記憶しか思い出せません笑
フォロ・ロマーノの所要時間は1時間程度でした。
パラティーノの丘
フォロ・ロマーノに隣接しているパラティーノの丘です。
こちらはフォロ・ロマーノに比べると僅かですが木が生えてる場所があったのが救いでした。景色はとても綺麗で、まるでラピュタの世界の様な美しさなのですが、ネッククーラーを最大出力にしていても効果が無く、命の危険を感じていたのでそれどころではありませんでした。
ローマ市内には飲み水を流しっぱなしにしている場所がいくつもあります。ちょっと怖かったのでさすがに飲みはしませんでしたが、そこで手や顔を洗ってる時がとても気持ちよかったです。
パラティーノの丘の所要時間も1時間程度でした。
お昼ごはん
パラティーノの丘から真実の口に向かう途中でお昼ごはんにしました。
お店はチルコ・マッシモ駅近くのNUMA ROMAです。妻がネットで見つけたメニューの写真見せて、これくださいって言った料理が3つあったんですけど、全部「今無いんだよね~」って言われてて笑いました。
ニョッキはフィレンツェで食べたやつ程モチモチしていなくて、僕はこっちの方が好みでした。
このピザは初めて食べる感じで、例えるならナンの上に生ハムとチーズとトマトが乗ってる感じでした。結構ポロポロ落としちゃったけど美味しかったです。お水も頼んで€37.5(5339円)
真実の口へ
食事をして少し体力が回復したので真実の口に向かいました。
思ったよりも全然混んでいなくて並んだ時間は15~20分位だったかな。係員みたいな人がいたので、頼んだら写真を撮ってくれました。
教会の中に入ると、寄付したら地下も見れますよというのがあったので「お賽銭みたいなものだよね~」とお金を入れて見せてもらいました。
地下には難易度の高い物が祀られていました。僕にはちょっと難しかったです。御神体みたいなものなのかな?
素敵なおじいさんとの遭遇
なんだったんだろうこれって思いながら地下から出てきたら、地下への入口に立っていた教会の方(おじいちゃん)が「どこから来たの?」と聞いてきました。
「日本です」って答えたら、日本語で「ドウモ、アリガトウゴザイマス」と言って深々とお辞儀してくださってから、物凄く丁寧にこんなアドバイスをしてくださいました。
私は日本が好きだし、貴方達の寄付に感謝しているので、1つだけ言わせてください。
ローマ市内を歩く時や、バスや電車に乗る時は、バックパックやハンドバッグは必ず前に抱える様にして持ち、周囲への警戒を怠らないでください。
そうでないとローマ市内では前と後ろの両方に、4つの目が必要になります。
ローマと旅を楽しんでください。ありがとうございました。
いやーーーー、本当にね。心が洗われました。9日間で徐々に溜まっていた心の穢れが浄化された。
実はこの9日間で嫌な思いも結構したし、ムカつく人もかなりいたんです。それは別にアジア人差別をされているとかそういうのではなくて、単純にイタリア人が仕事が嫌いで、自分の不機嫌を隠さない国民性だからという事だそうなのですが、頭で理解していても心は理解出来なかったんです。
勿論いい人も沢山いました。
ホテルの方達はどこの都市の方もみんないい人だったし(ナポリはそうでもなかったかも)、レストランの方達も半分くらいは陽気でいい人だったし、ミラノのバス運転手のおじいさんも面白かったし、ヴェネツィアのゴンドリエの兄さんも、ナポリの伊達男もいい人達でした。
でも、誰だって八つ当たりされたら嫌な気持ちにもなるじゃないですか。僕には無表情なくせに、妻にはニコニコでお会計するイタリア人男性とか見たら、はぁ・・・って気持ちにもなるじゃないですか。特別扱いしてほしいわけじゃなくて、そういう小さな嫌な思いが積み重なっていくとうんざりするじゃないですか。
でもね、旅行の最後にこんなに素敵なおじいさんに会えたのは本当に良かった。イタリア人にもやっぱりこんなにいい人もいるんだよなぁぁぁぁと感動しました。本当に真実の口に行って良かったです。
お土産を買う
その後はホテル付近に戻ってお土産を買ったりしつつ散策しました。
家族や友人、彼女の会社の方へのお土産、そして自分達へのお土産です。レトルトのリゾットとか、チョコレートとか。シャツとか変なエプロンとか、そういった類のものです。
お土産屋さんっぽい所のお土産も結構いい値段がするんですよね…。€1=120円と140円では受ける印象が全然違うんでしょうね。(2022年7月頃は€1=140円強)
イタリア最後の晩ごはん
最後のディナーはトレヴィの泉の近くのOrigano Trevi。人気があるのか、僕達が入ったら満席になっちゃいました。ラッキー。
最終日なのでワインも頼んでみました。普段お酒をあまり飲まず、飲んでもビールとウーロンハイだけの僕でも、飲みやすいので美味しくグビグビいけました。
美味しかったんですが、やっぱりナポリとヴェネツィアで食べた料理がどれもめちゃくちゃ美味しかったので、比べちゃうとなーって感じでした。€55(7831円)
トレヴィの泉(3回目)を見て帰る
食後はトレヴィのライトアップを眺めてからのんびり歩いてホテルへ戻りました。もう22時半とかなんですけどトレヴィの泉の周辺は物凄い人でした。
最終日・日本へ
前日遅かったお陰で最終日の朝は7時頃目が覚めました。ホテルが名残惜しくて、今朝もテラスでお茶を飲みます。
チェックアウトは11時なので、9時頃から周辺を散歩しに行きました。朝のスペイン広場は人が少なくて良い感じです。
妻のジェラート食べたい納めに、スペイン広場近くのジェラテリアに行きます。お店はCucina&vista。
最後もピスタチオとチョコレートのジェラートです。これがなんと驚異の€12(1700円)
値段聞いてびびりました。€12?って聞き返しちゃった。確かに量は普通のジェラートの1.3~4倍位はあったけど、いくらなんでも高すぎやしませんかね…。味は普通だったような…値段に驚き過ぎて味をあんまり覚えていません笑
フィウミチーノ空港へ
ホテルに戻ってチェックアウト後は、地下鉄でテルミニに移動し、レオナルドエクスプレスのチケットを購入します。
人の少ない自動券売機を利用した所、何枚カードを試しても決済出来ず、チケットが買えなくてテンパる僕達。仕方ないから対面販売で直接買うかと僕は並び、その間に妻が別の自動券売機へ向かいました。
数分後に「買えたよ~~~」と妻が戻ってきました。さすが!僕達が買おうとして券売機は壊れてたから人が並んでいなかったのかな。
で、妻の買ってきてくれたチケットを見ると、電車の出発時刻まではあと6分。これいけるのか?
プラットフォームを探したらめちゃくちゃ遠くてびっくり。超遠い。超端っこ。走ってる人もチラホラいます。僕達が乗ろうとした電車のプラットフォームまでは400メートル以上あったんじゃないだろうか…。汗だくになりましたが走り続けてギリギリで乗れました。
レオナルド・エクスプレスのプラットフォームはマジのガチで遠かったので、発車時間には余裕を持った券を買った方が良いですね…。
空港到着
空港に着くと僕達の乗るターキッシュエアラインの便にEST18:00という文字が書いてあります。
「え?ESTってEstimateってこと?15:20発だったから2時間40分遅れってこと??」脳がついていけません。とりあえずチェックインしたら、17時に搭乗口に来てねって言われました。
こんなこともあろうかと、帰りの乗り継ぎはかなり時間に余裕を持たせておいたのです。帰れないってことはなさそうですし、ローマで待つかイスタンブールで待つかの違いだけだから気にしない事にしました。
イタリア最後のごはん
初日のセッラヴァッレ・アウトレットでやらかしたTax Refundの資料提出をして、最後のランチをいただきます。お店は空港内にある、適当に入ったFarinellaってとこでした。
ピザと何かを頼んだんですけど、写真が無かったので忘れちゃいました。
味は普通に美味しかったんですけど、何があったのか女性店員が一人同僚にも他のお客さんにもキレ倒してて、終始レストランに気まずい空気が漂っていたのがなんだかなーって感じでした。もう一人いた小太りヒゲのおっちゃんの店員はいい感じだっただけにちょっと残念でしたね。
遅延の理由が判明
時間になるまでその辺の席で休んだりしていましたが、出発予定時刻を確認に行ったらとんでもない事になっててびっくりしました。下の写真の赤字がキャンセル、Estが遅延です。
どうやらこの日は空港でストライキがあったみたいです。
ほんとイタリア君さぁ…って気持ちになりましたね…。10日間の滞在で3回もストライキに合うとかほんとどうなの?せめて普段ちゃんと働いてからストライキしてほしいぜ…。
イスタンブール空港へ
18時にFCOを無事出発出来ました。キャンセルされたらどうしようかとハラハラしてました。
機内で「Beef or Pasta?」と聞かれたので、力強く「Beef!!」って答えたんですけど「パスタしかないんだよね」とパスタを渡されました。じゃあ聞かなくて良いじゃんね…。
しかも隣席のおっちゃんが、貰った食事の中身を見て「俺ビーフ頼んだんだけど!ビーフ食いたい!!」ってゴネ倒し、ビーフを追加で貰ってました。子供か笑
更にワインやらなんやら色々注文した結果、僕のドリンクのオーダを忘れ去られるというね。
厄日だったのかな?
イスタンブール空港に着いたのは22時頃でした。そこでも4時間の乗り継ぎ待ちがあったので、2時間位は無料の仮眠スペースで横になっていました。
あれは本当に助かりました。
日本行きの便はチェックが厳しい
日本行きの便は登場前の待合室に入る時、一人一人に対して陰性証明書のチェックがありました。
陰性証明書が確認出来なくて日本へ入国出来ない場合は航空会社の責任で、出発地の空港へ連れて帰らないといけない為、航空会社側も真剣です。
僕達は無事通過し、この時点でMySOSも審査が通って青くなっていた為、帰国が確約されました。
羽田着
羽田に着いたのは19時半頃でした。
往路に比べて乗客は多かったですね。疲れていたので結構寝れました。
飛行機降りてからはかなり歩かされます。15分位は歩いたんじゃあないかな。なんか一定間隔で空港職員がいて「お疲れ様でした。」「こちらになります。」みたいな声掛けしてたけど、これ矢印あれば分かるよね…って感じだったなー。笑ったけど。
でもイタリアの無愛想で冷たい接客を多く見ていたので、あーやっぱり日本ってこういう所が優れているよなぁと物凄く感じましたね。空港の挨拶に関してはちょっと過剰な気もしますが、日本のサービスの質の高さがこういう所でも見えるんだよなぁとも思いました。
MySOSを登録していたので入国自体は非常にあっさりしていて、手続き自体は殆ど何もありませんでした。ただひたすら歩かされたなーという印象。
スーツケースは出てくるまで20分位かかったんじゃないかなー。長かった。モバイルWifi返却して、タクシーに乗って無事帰宅です。
家に着いて凄くホッとしましたね~。
やっぱりひきこもりには家が一番です!
まとめ
ということで無事に日本に帰ってくる事が出来ました。
ハードなスケジュールだったり、事前に色々トラブルを聞いていたり、何をするにも高かったり、下手したら帰れなくなるかもしれなかったり、とにかく心労・気苦労が多かった旅行で、この期間だけ白髪が凄く増えた位だったのですが、今にして思えば色々な事が楽しかったなと思っています。(帰国直後より今の方がそう思っています)
何より妻の口から、最初から最後まで全てが楽しかったという言葉が聞けた事が、僕にとっては旅行中のどんな出来事よりも嬉しい最高のご褒美になりました。
皆さんもイタリアに行かれる際は個人旅行で行ってみてはいかがでしょうか?ツアーとは違った面白さも味わえますし、旅程も自由に組めますし、何よりツアーで同等の宿泊施設を抑えるよりもかなり安く済みますよ!
イタリア旅行については次回で最後になります。
最後は今回の旅行でかかった費用などを計算してみたいと思います。
今回も最後まで読んでくださってありがとうございました。
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